ドラム日和

ドラム・音楽・楽器を中心にその他諸々書いています。

未来の音

 曲を作っています。
 それは以前からなんですが、今でもチョットした時間を見つけてはチョコチョコとMIDIに残しています。


 作りかけのままのドラム練習曲・・・続きが見えないのでそのままになっていますが、新しい物を増やしている最中です。


 ウチでは所詮MIDIで作っているだけなので、バンドアレンジしたらどうなるだろ?なんて想像しながらも続けています。


 音の組み立て・組み合わせはほぼ無限です。
 凄く複雑なコードもあれば、スケールの種類も山ほどあります。
 その中で何を選び、組み立てて行くか?ってワクワクします。


 先日のブログにも書きましたが、〇〇っぽさは避けたいので(かと言って避け過ぎて破綻しちゃ元も子もないですが)ホント悩みます。


 昔聞いた話ですが、小林亜星さんだっけな?
 曲を作っていて「どこかで聴いた・・・」と思ったら、それが「どこか?」すら考えずにボツにしたそうです。
 オリジナルってそういう物だと思います。


 大好きで止まない Sting 氏は、音の並びや重なりがどういう心理変化をもたらすか?を勉強した上で作曲しているそうです。


 と大御所を出したところで僕が作る曲は所謂普通のアマチュア音楽です。


 でもね、「どうなるかな?」と未来の出音を想像していると楽しくて仕方なくなります。
 多分、未来の音を想像する力は音楽を作る場に必要なんだと思います。


 アレンジをとっても、「この人にこういうフレーズを投げたらどうなるだろ?」って想像しつつも実際に投げられる人・・・ココまでは普通のバンマス。


 投げ返して来た音が予想・想像と違った時に「少し変えようか?」とか「違うんだよな・・・」と出るのは未来の音が想像できない人。
 自分の理想に当てはめる・・・それじゃ誰が演奏しても同じ音にしかならないし、そもそも自分の理想自体が過去に得た情報に沿うように作られているからです。


 そこで「じゃその音を活かすためにどうしよう?」と考えられる人は更に未来を想像しながら音を作れる人だと思います。


 さりとて、全くビジョンがなく丸投げ的にパート任せにするのも危険がいっぱいです(^-^;
 なので各パートには数パターン用意してもらうのが吉なんでしょうね。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


<< 余談 >>
 楽譜の事。
 先日のライブで一緒したベースのハルさんに「楽譜読むんだね?」と。
 全曲譜面を起こして練習中(3回・・・あ、初回は譜面を書く時間も無かったので記憶だけだった・・・ので2回の練習と本番)は読みながら叩いていました。
 「あれだけキッチリ書いて読むドラマーも珍しい」との言葉をいただきました。
 ハルさん自身、「読譜が苦手」と言っていた通りで耳コピーとコードをガイドに弾くタイプのベーシストです。


 あ、キッチリ書くと言っても、最近は手書きはしていません。
 PCで楽譜を起こしています。



 ↑ コレを使っています。
 実際に書き込んだ音符をWindows内蔵のMIDI音源を使って鳴らす事が出来るので、書いた音符が正しいか?の判断まで出来る優れものです。
 PDF出力もしてくれるのでプリントも楽です。


 ってソフトの話は置いておいて・・・・。


 僕が楽譜を読めるようになったきっかけは、先輩ドラマーの影響でした。
 高校生の頃、僕のいたバンドが所属していたバンドサークルと付き合いのあったハコバンのドラマーさん・・・この人です。
 主にキャバレーなどで演奏していた人で、いつもキチっとした身なりで颯爽と歩く大人の人でした。
 
 ある夏の日、市内の大型小売店のイベントで初めて生演奏を見た時に衝撃を受けるほどカッコよく上手いドラミングをしていました。
 何とか、何でも良いから教えてもらおうと直談判したら「楽譜が読めるようになってから来なさい」と・・・。
 中学時代、音楽が「2」だった僕が楽譜なんて読める訳がないし、勉強の方法も知らない小僧だったので出身中学の音楽の先生に「ドラム譜を教えてくれ!」と頼み込んでリズム音符の読み方と譜面記号を教わりに通いました。
 
 何とか「タン、タタ、ンタタタ・・・」とか読めるようになって再度教えてくれるよう談判に行きました。
 
 「言葉で教える事はない」と楽譜だけ渡されました。
 スティックコントロールのような基礎練習用の楽譜では無く普通に曲の譜面でした。
 ドラム譜とマスター譜・・・。
 
 ひたすら音符を叩きました。
  
 何度かそんなやり取りをしている内に、スタジオで教わる事もなく、言葉の説明を聞く事もないままその人は東京へ行ってしまいました。
 
 あとから聞いた話で、その人は音大の打楽器科を出たバリバリの理論派で、東京へ出たのもハコバンの世界では有名な事務所に引き抜かれたらしいです。
 
 その時に得た知識が今役に立っています。
 
 最も・・・ライブ当日はヒドイ頭痛を抑える為、多めに飲んだ鎮痛剤が効いていて譜面を読む余裕もないくらい「ボーっ」としていました(^-^;
 

チューニング豆知識

 今日は残業で帰宅が遅かったです。
 そしてブログに書くようなネタがありません(正直)。


 そこで、チューニングの豆知識を書いてみます。


 ↓ の症状が出やすい人は必見です(新品ヘッドなはずなのに・・・って方)。


 ・叩いた余韻が変に伸びる
 ・音が極端につまる
 ・胴鳴りがしない
 ・音にキレがない
 ・スネアのスナッピーが妙に長くビビる

 改善方法(コツ)です。
 初歩的な事ですが・・・


 1.スネアのシェル(胴)のエッジとヘッドの輪の全周が均等な距離になるように(中心が一致するように)セットします。
 2.フープも同じように全周の距離が均等(シェル・ヘッドと中心が同じ)になるようにセットします。
 ・・・・コレでOKです・・・が慣れないと案外てこずります。


 締め方は所説ありますが、僕はチューニングボルトを指で回して締めて「ある程度」の締まりになったら対角を同じ締まり具合にして・・・次に隣(1本飛ばしでも可)を時計回りで繰り返し、全部のボルトが同じ締まりになった所で、チューニングキーを使って指で締めた順番で90度ずつ締めて行きます。
 ヘッドが「パキッ!」とか「ミシッ!」って鳴りますが、それが普通ですので打音がカンカンになるまで繰り返して締めます。


 この時に締める順番と締め加減を雑にすると雑な音になります。


 カンカンなチューニングになった所でヘッドのセンターを指で押さえて各ボルトの内側5cmあたりをスティックで叩きながら音程をそろえます。


 次に締めたボルトの順番に90度ずつ緩めて行きます。
 1周緩めたらセンターの音を確認して・・・を繰り返して好みの音程になった所で再びボルトの内側5cmの所を叩きながら音程のズレをボルトの調整で合わせます。


 裏側のヘッドも同様に合わせると妙な余韻が消える・・・はずです。


 ↑ に書いてある事をマニュアル替わりに使用しても構いませんが、チューニングや音作りは経験が物をいう作業なので、読んだ通りに実戦したからと言って即効性があるとは言えません。
 おおよそのガイドだと思って読んでください。


 それでも改善しない方は、フープやシェルが歪んでいる可能性があります。
 ヘッドを変えて改善する場合はヘッドが歪んでいた可能性もあります。


 それを見極めるのも「慣れ・経験」です。

オリジナル考

 し・・・仕事が大変な事になっていてバンド開始の予定が一切立ちません・・・何でこんな事になっているかと考えると腹が立ってもう・・・・辞めてやろうか(ーー゛)
 
 そんな訳で少し「バンド」という動き方は先にします。
 
 OURSOUNDSで誘っていただいている方にはその旨お伝えしました。
 
 ゆっくり音楽を楽しめる時間が持てたらなぁ・・・・。
 
 オリジナルな音楽をやりたい・・・コレは大前提です。
 
 では、オリジナルな楽曲であればそれで良いか?となると、そうでもないです。
 
 
 具体的な形としては上手く伝えられませんが、「〇〇ナイズド」には興味が持てないです。
 例えばですが、ドリカムが大ヒットした後にドリカムっぽいバンドが溢れたり、GLAYが流行ったらGLAYっぽい、BOOWYが流行ったら、ゆずが流行ったら・・・・・もうたくさんです。
 
 ビートルズの影響とかストーンズの影響とかカーペンターズの影響とか・・・それもお腹いっぱいです・・・そういうバンドは飽きるほど見てきました。
 
 今の職業音楽業界もつんく。さんや秋元さんがプロデュースした女の子ユニットが流行り出したら一気に染まってしまった感が否めません。
 
 それぞれに個性がある事は分かりますが、曲調にしろ、振り付けにしろ「派生」って感が強くて。
 
 アマチュア・インディーズ音楽でオリジナル楽曲を演るなら、「っぽさ」や「ナイズド」の無い音楽をやってみたいです。
 
 洋楽・邦楽問わずプロの世界にも似通った音楽の個人やグループはたくさんいます。
 反面、すごく個性的な個人・グループもたくさん存在しています。
 ただ、職業音楽家は売れなければ世に広まりません。
 権利の都合で動画サイトなどにも安易にのせられない曲もあります。
 そうなると、耳にする機会が減る若しくは無くなるのが現実です・・・すごく惜しいです。
 
 既存の音楽を否定するつもりは全くありません。
 ただ、自分の出したい音とは「違う」と明確に考えている・・・って事です。
 
 バンド(音楽)で曲を作って演奏する以上は何がしかの影響(ルーツ)は出るでしょう。
 ただ、作曲者が影響を受けた音楽に寄せるようなアレンジじゃ「真似(間接的な)」でしかないです。
 バンド・・・ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボード、時にはコーラスや管や弦が居たりパーカスが居たり・・・。
 それぞれ違った音楽の影響を受けているはずです。
 それぞれが自分の持っているカラーをハッキリ出せば、何かに寄る音にはならないはずです。
 「それじゃ音(曲)がバラバラになる・・・」
 それは既成概念に囚われ過ぎた考えでしょう。
 何でも許される訳ではありませんが、そのバラバラ感を上手くまとめて前面に打ち出せば強烈なバンドのカラーになります。
 
 そして、日本人にありがちな「バラード=しっとり」「速いビート=のれる」って単調な思考からも外れたいです。
 実際難しいトコですが、ユッタリとしていてものれる曲はたくさんあります。
 
 ・・・・そんな独り言でした。
 とても難しいです・・・はい。
 でも、挑まなきゃ個性は出せない(と思っています)し、どうせやるなら個性的でありたいです。
 

ライブ想

 今回のライブについて最後のブログです。


 「ライブ」そのものについて書いてみます。


 ライブ前、kunioさんに「あがる(緊張する)方?」と聞かれました。
 「いえ、ぜんぜん・・・」そう答えました。
 今まで相当数のライブ経験を積んできました。
 今更、この歳になって「あがる」事は・・・多分ない。


 音楽が楽しくて演奏し、演奏する事が楽しくてライブをするのに緊張するとは考えた事が無いです。


 すごく横柄な考えですが、ライブ中も演奏(音楽)に集中して楽しむのでお客さんの有無はあまり関係なかったりしています。
 演奏に没頭した結果、良い音楽になってお客さんが楽しんでもらえれば「尚可」だなぁ・・・程度なんです。


 エンターテイメント的な部分はフロントに任せてしまって、演奏に集中・・・です。
 なので、M.C.はとらないし(振られても)、ドラムソロもやりません。
 あ、コーラスもやりません(超音痴なのと、ドラムに集中できないので)。
 


 もう1つ・・・・


 今回のライブで強く感じた部分を。


 ライブ中の事。
 前のバンドの演奏中、僕は会場前の街路樹の下にあるガードレールに座っていました。
 防音が十分ではない会場からは演奏曲が聴こえていました。
 その音に足を止める人、無関心な人、会場には興味があるが演奏には興味のない人・・・色んな人がいました。
 音に興味を持ってガラス張りの屋内を覗く人もいました。


 会場内(客席)は一般のお客さん(出演バンドの知り合い含)と出演バンドのメンバーで8割方埋まっていました。
 一緒に演るバンド同士盛り上げ合っていたり・・・です。


 バンド同士のコミュニケーションを考えると一緒に盛り上げるトコかも知れません。


・・・・・・・・・・・・


 昔・・・・初めて組んだバンドがライブに出始めた頃、当時まだ高校生だった僕らは社会人主催のバンドサークルに所属していました。
 そこで教わった事の一つに「開場したら客席はお客さんの物」がありました。
 なので出演バンドが席を使う事はなく、見たいならソデで見るか壁際に立って見る。
 お客さんが気を遣うことなくステージに集中できるよう・・・って理由だったと思います。


 サークル主催の年1回のライブの客入りが少なく盛り上がりに欠けた時ですら、「それは自分たちの実力不足、身内で盛り上げ合ってもお客さんは喜ばない」・・・って感じでした。


 そんな教えのストイックさにカッコよさを感じた当時の考えが今でも残ってて客席へは入りませんでした。


 
 今回のライブはBABA KINgのボーカル Maki さんが企画したライブで、歌いたい曲を演奏してくれるメンバーを集め、友好バンドに声を掛けて対バンを決め、仲間内でライブを楽しむ。
 そのついでではないですが、入場無料で一般のお客さんにも楽しんでもらう。


 ライブの趣旨が僕の居たサークルとかけ離れているので、件の考えが妥当かは分かりません。


 一緒に楽しめたお客さんがいたかも知れません。
 反対に身内の盛り上がりを感じて楽しめなかったり、会場に入りあぐねたりした人がいたかも知れません。


 しかし、その答えは考えても仕方がありません。
 それは演者ではなくお客さんが決める事ですから。
 

クロスストリートライブ報告

 伊勢佐木町のイベントホール「クロスストリート」 でのライブ報告です。
 ドラマー目線、且つ僕の経験からの主観で書かせてもらいます。



 「ゆず」が命名した横浜市にあるイベントホールです。


 最初に書きますが、「ライブハウス」ではなく「イベントホール」です。
 呼び名の話では無く建物の用途(目的)にあった造りだという前提がある事を念頭に置く必要があります。


 なので、バンド演奏が前提な造りではありません
 ステージは様々な用途に使えるような造りになっていました。
 そして思ったよりも狭かったです。
 席数が50だとやはり狭いですよね。


 ・・・・写真が無いんですよね・・・撮ってる余裕がありませんでした(体調不良で)。


 で、ドラムセットですが・・・
 YAMAHAのセットでした。
 B.D. :18インチ
 T.T. : 12インチ+13インチ
 F.T. : 14インチ
 シンバルはH.H.+サイドシンバルx2 + トップシンバル


 ラウドな音が必要な音楽以外は色々なジャンルに使えそうなセットです。


 リハ前に注意を受けたんですが、「大音量」はN.G.なホールのようです。
 ご近所は商店街で、あまり大きな音量は営業に差し支えるようです。


 そんな感じな事も含めてドラム環境は決して良くありませんでした。
 ドラムキットにはもれなく強めのミュートがされています。
 バスドラムも詰め物が多すぎてヘッドのアタックしか聴こえない感じでした。
 シンバルもガムテープでミュートがぎっしり。


 マイクはバスドラムに1本とセンタートップに1本のみでした。


 ドラム用のモニターもハイハット側に設置されていますが、鳴ってたのかな??
 モニターが必要ないくらいの狭さなので、ほぼステージ上のアンプの生音とボーカルモニターへ帰ってきてるボーカルで十分な環境でした。


 ドラムキットとシンバルが「ガッチリ」ミュート & 建物が音が響く造りで狭い・・・。
 スネアの音作りが難しい所です。


 バスドラムは独立して拾ってくれるのでP.A.さん任せ。
 問題は上物のバランスなんですよね。


 スネアが出過ぎるとトップ(マイク)のレベルを下げられてタム類が聞こえなくなります。
 叩き方で・・・って手もありますが、狭さと響きで音が暴れやすいです。


 なので、ベーシックに好きな音色を作ってからスナッピーは張り気味にしてからフェルトミュートを乗せてバターサイドをミュートしてみました。


 消去法で考えての音作りです。


 ・音を固くすると響き過ぎて耳障りな音になります。(トップも下げられます)
 ・音が柔らかすぎるとスナッピーの響きが出過ぎて輪郭がハッキリしない音になります。
 ・・・・・その狭間で音を決めなければならないです。


 しかもリハの順番は最初(出番の逆順)なので、それまでに音を作らなければいけません。
 なので準備として、ベーシックな音作りは自宅でやってしまっていました。
 当日の環境でピッチを弄るのとミュートを選ぶだけの状態にしておきました。


 当日はドラムのセッティングを終えた後に「」でミュートと軽いチューニングのみをしてリハ(音決め)をしました。


 本番の映像では深さ4インチスネアならではのタイトな音でシッカリと胴鳴り(案外下の音が出ていました)もしていました・・・もちろんタム類も聞こえていましたよ。


 ドラムセットへのマイク環境がもう少し良ければ楽なんですけど・・・こういう事もありますね。


 そして肝心のライブですが、「無料」って事もあって多くの通りすがりの人が音を聴いて足を止めてくれていました。
 ホールまで入ってくれる人は案外まばらでしたが、見てくれた人は楽しんでくれていたようでした。


 「ゆず」が命名ってのがキモなようで、何人もが建物の写真を撮っていました。