ドラム日和

ドラム・音楽・楽器を中心にその他諸々書いています。

フィルインでズレない叩き方。

 フィルインの前後でテンポが変わる原因については以前書きましたが、フィルインそのものが走ったりモタったりしてしまうケースについて書いてみます。


 フィルインのフレーズが複雑だったり、手数が多かったり・・・良くあるのが8ビートの曲で6連符を入れる時に走ってしまう・・・ってヤツです。


 フィルインで走る時の特徴は・・・
 ・フィルインの際に息を止めてしまっている。
 ・構え過ぎて力んでしまっている。
 ・同じく構え過ぎてフォームが崩れている。
 ・焦って次の音を叩こうとしている。
 ・・・・って感じが多い気がします。


 これらについて僕的に最も効率的に解決できると思う練習法を書きます。
 まずは、そのフィルインと同じ手数を練習パッドや太もも打ちで繰り返しの練習をします。
 この時に大切なのは「小さな音で叩く」です。
 そのフレーズのみをテレビを見たり雑談したりしながら叩き続けます。
 当たり前ですが、上記の状態なので息を止めて叩く必要は全くなく・・・というか何ならフィンガリングだけでも小さな音なら音数を合わせられますよね。
 って事でフィンガリング(というよりも手首よりも先で)音数を合わせる練習をします。
 最初は力むかも知れませんが、数をこなしている内に力みは取れて行くはずです。


 続けていると呼吸の止めも力みもなく叩けるようになっているはずです。


 次にドラムセットでの実践ですが、特に変わる事はありません。
 小さな音で構わないので、練習パッドや太ももと同じ動き(手首から先)で最初はスネアのみ、次はハイタムのみ、そしてロータムのみ、最後にフロアタムのみで音数が揃うまでそれぞれのタイコで練習します。
 繰り返していると、手首から先のコントロールだけでも音量が出せるようになるはずです。


 ここまで出来れば、腕は叩くべきドラムキットへ運ぶだけで音のコントロールは手首から先だけで出来るようになります。


 腕を振り上げる必要が無いので余計な力みは無いはずです。
 音量や手数も手首から先でコントロールできるので気負いというか必要以上に構える必要はありません。
 そして、音の並びにつていはパッドで叩いている通りなので息を止める程の事では無くなっているはずです。


 ・・・・コレでだいぶ解消されるはずです。


 <理論(理屈)のこと>
 テンポやリズムは呼吸に大きく影響されます。
 なので一流のプロドラマーは呼吸法も勉強しているくらいです。
 で、呼吸の乱れに影響を与える要因は「息を止める(当然ですね)」「力み」「体勢の崩れ」「緊張」など多くあります。


 「息を止める」・・・は諸説あります。
 息を止めている時間の長さで手数を揃えて叩くって方法を謳っている人もいます。
 ただ、息を止めた後は生理学的に大きな呼吸が必要になり、大きな呼吸によってフィルイン後のリズムがブレる可能性も否定できません。


 「力み」については、力んでいる最中は呼吸が不安定になります。
 最中に不安定という事はその時点でのリズムに影響もしますし、フィルイン後のリズムにも影響するという事です。
 ただし、せいぜいフィルイン中の力み程度なので大きな影響が無い事が多いです。


 「体勢の崩れ」は身体が前や後ろ・横方向に倒れる事ですが、コレは肺の活動範囲を変えてしまうので当然呼吸の深さが変わります。
 身体が前や横に倒れる動きをすると呼吸が浅くなるので走り易くなります。


 「緊張」は力みに繋がりますので、力みと同じ事が言えます。


 プロミュージシャンのPVなどを簡単に試聴できる時代なので同じような動きをしようとする人もいるようですが、PVではわざと大袈裟に動いたり「叩いてます」感を出したりしていますが、ライブでは案外動きが小さい人が多いです。
 また、海外の一流プロドラマーなどは大きなモーションで叩いていて、振り上げた腕などからいかにも身体全体で叩いているように見えますが、よく見るとショットの直前でキッチリ腕をコントロールして手首から先で叩いている事が多いです。
 あの大きなモーションはコントロールがキチンと出来た上での演技なので惑わされないようにしましょう(^^)
 
 モタる編は後日書きます(^^)

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