ドラム日和

ドラム・音楽・楽器を中心にその他諸々書いています。

ドラムの「ラ」

 ドラムの「ド」では僕のドラムの原点的な考えなどを書いてみました。
 今回は次の章で、練習についての考え方などを書いてみます。


 まず大前提として言える事は「全ての基礎練習はドラムセットでのプレイに繋がる事を想定してやるべき」です。
 全部です・・・ホント全部。


 割と陥りやすいのが基礎練習では出来てもセットドラミングではイマイチ・・・ってパターンです。


 練習パッドを叩く基礎練習では出来ても実際にドラムセットに向かうと思ったように叩けない・・・とか、ドラムセットに座ってペダルワークでは出来ても上半身を加えて全身で叩くプレイだと上手く行かない・・・ってヤツ。


 スティックワークについては、市販されている練習パッドの殆どは打感が硬く、リバウンドしやすいモノです。
 ※木材にゴム的なパッドを貼ったヤツの事です@メッシュのは別です。
 スティックが弾む感覚を掴むには適していますが、実際のドラムセットであれ程硬い打感ってあまり無いです。
 マーチングスネアとかドラムセットでのスネアでも相当ハイピッチなチューニングにしなければあんな硬さにはなりません。
 特にタム類は強く張ったヘッドってあまり無いですよね。
 なので、練習パッドでのスティックワークはあくまでも「感覚を掴むためのモノ」と割り切って練習するのが吉です。
 どうしてもパッドでドラムセットに近いコントロールを練習したければホームセンターなどで売っているウレタンシートを貼りつけるなどで打感は調整できます。
 ※僕の自作パッドは表面はゴムパッドで裏面はウレタンパッドにしています。
 パッドでは感覚を掴む事に集中して、セットドラミングでの練習で実用レベルに持ってゆくのがベターだと思います。


 ペダルワークについては、上半身は動かさなくても叩く時と同じ姿勢をとっての練習が良いです。
 ドラムペダルを踏む動作って実はすごく身体のバランスを使う作業です。
 足のみの練習に集中している時って両手や上半身で無意識にバランスをとっていて、プレイ中とは比較にならないくらい踏みやすい身体バランスになっています。
 しかし、実際のプレイでペダルを踏む時の上半身はスティックを振っていてタイミングや強弱を調整している訳ですから足のバランスが崩れるのは当然です。
 バランスが崩れたまま叩いても、ダイナミクスやダブルやトリプルなどのフレーズは上手く行きません。


 時々見かけたり聞いたりする言葉ですが、「ドラムは腰で叩く」。
 上半身や下半身でバランスをとるのではなく、腰で全身のバランスをとる。
 コレとても大事で、腰でバランスをとるクセが着けば下半身(ペダル)だけの練習でも腰でバランスをとるようになるので、上半身が加わっても大きな影響を受けずにプレイできます。


 素振り・イメージトレーニングも実は良い練習です。
 コレはドラムセットが無い人向けになります。
 但し、素振りはやり過ぎると腱鞘炎になったり指がマメだらけになる事もあるので注意が必要です。
 あと、実際に叩く時と違う力の入り方をするので手首が硬くなりがちです。
 ドラムセットをイメージしてタムやシンバル・スネアやハイハットの位置へ素振りで・・・スティックを持ったエアードラムですね。
 腕や肩の伸縮のトレーニングになります。
 僕もたまにやりますが、その時はスゲー叩きづらいセッティングを想定して振ります。
 シンバルやタムが普段よりも少し遠くにある感覚です。
 それで実際のドラムに向かうと、タムやシンバルが思ったよりも近くに感じられてスティックが出しやすくなります。
 
 
 結果的に何が言いたいかと言うと(分かっちゃっている人も多いでしょうが)ドラムセットでのプレイに繋がらない練習をやっても良い演奏(プレイ)には繋がらないって事です。
 
 でも何が良くて何が不要なのかが分かりづらいですよね。
 そういう時もあります・・・それも経験値になります。
 ドラムを続けて行く内に「あの練習はやって良かった」と感じられるモノとそうじゃないモノが見えてきます。
 例えば「あんま効果無かったなぁ・・・」と思う練習があったとしても、効果があるモノが見えていなければ効果の有無は判断できないので無駄じゃなかった・・・見分ける能力が身についたって事になります。
 その繰り返しで自分のプレイに必要なルーディメンツが見つかる訳です。
 
 「どういう練習が良いの?」って直結で回答のみを求める人もいますが、その人の目指すプレイスタイルが分からないのに回答のしようもありません。
 皆が同じ叩き方をする訳でも世界基準の叩き方がある訳でもないです。
 なのでプレーヤー(ドラマー)各人が自分のプレイを考えて叩き・練習する必要がある訳です。
 それを見つけられるか?も一つの才能だったりします。

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。