ドラム日和

ドラム・音楽・楽器を中心にその他諸々書いています。

教わる事。

 何だろ・・・最近のドラマーはスゴイ人が多いね。
 若い人たちがどんどん世に出てきています。
 そしてもう・・・みんな上手い!


 ドラムって楽器が身近になった事、教室・スクールなどが増えた事、練習スタジオも多分増えている事が裾野を広げているんだと思います。


 特に教室など教える(教わる)場所や環境が増えて身近になったというのは、とても大きな要因でしょう。
 現役プロドラマーが開いている教室も随分生徒を増やしている所も有るようですし・・・。


 教わる場所、教えてくれる人ってとても貴重です。
 もっと言うと、教えてくれなくても演奏を見て客観的な意見を言ってくれる人がいるというだけでもとても上達に役立ちます。
 自分では気づいていないクセとかをね。


 時々書いていますが、僕は特に教わったりして来ていません。
 基礎的な部分は以前のブログに書きましたが、吹奏楽の講習会で教わった事が僕の全ての礎になっています。
 そこからは独学でやってきました。


 学生時代を過ごした田舎町にはドラムを教えてくれる場所が無かった・・・が1つの原因です。


 二十歳の頃に札幌へ出ました。
 さすがに教えてくれる場所はいくつもありました。
 楽器店系列、楽器メーカー系列などですが通う事はありませんでした。
 そういう場所で教えている講師もバンドをやっている人が多くて、何人かと対バンで出た事がありました。
 ジャズやフュージョン系が多かった記憶があり、さすがに上手かったです。
 音がキレイでテクニカルなプレイをする人が多かったです。
 当時の僕の耳が捉えた彼らのドラミングは「ほぼ神保彰(さん)」でした。
 正直なトコ神保彰さんのドラミングって好きじゃなかったんですよ。


 そこで超生意気だった僕は・・・・


 「教わる事なんて何もない!!」
 と思っていました。


 実際、サポートをしていたバンドは9割以上年上のバンドだったし、下手すりゃ親くらい歳が離れた人達のバンドでも叩いていたので「自分はどこでも通用する」と過信している部分があったのは事実です(今になって思うと)。


 それと周りにいる対バンで知り合ったドラマーにも上手い人はたくさんいたんですよ。
 バンドブームが凄かった時代、北海道の地方アチコチから腕に自信のある人達が上(メジャー)を目指して札幌に出てくる訳ですから演奏レベルも高かったです。


 レーベルやプロダクションのスカウト担当の名刺を持っている人なんてザラにいました。
 みんな生意気でしたからね・・・生意気なもの同士って結構フランクな交流をするので情報交換とか普通に出来たので難しいフレーズの叩き方とか練習方法って簡単に話してくれたんですよ。
 あとは
自分でどう昇華するか?だけが課題でした。


 ・・・・・そう「どう昇華する?」ってとても重要です。
 これは独学でやっていても、教室などで教わっていても共通する課題です。


 「教わった事を練習する」
    ↓
 「出来るようになる(フレーズが叩けるようになる)」


 そこでOKとしている人が多いようですが、楽器ではそれが昇華ではありません。
 曲の演奏で活かせなければ意味が無いです。
 教室では曲を演奏る為の基礎的な知識と技術を教えるだけですから、「どう活かすか?」はドラマー本人が考える事です。


 例えば教わったフレーズが使われている曲を演奏する事になった・・・そこで初めて教わった事が活かされる事になります。


 では、自分の演りたい(演っている)ジャンルやコピーアーティストの曲で使いそうもないフレーズを教わるのは無意味か?と言うと、そうでも無いんです。


 マルっと完コピするバンドを未来永劫続けるならさすがに無意味なのかも知れませんが、チョットしたアドリブで使えたり、自分なりのドラムアレンジで使う機会が有ったり・・・・。
 更に遊びなどのセッションを演る際に使えたりと引き出しの数が増える事は間違いありません。


 教わったフレーズやリズムパターンを使ったり、時には応用して曲や演奏を引き立てるような使い方が出来れば「フレーズを理解して使いこなせた」・・・昇華したと言えるでしょう。


 但し、曲とのマッチングに関係なく難解なフレーズを並べる技術自慢のようなドラミングはリスナーや曲想を考えているとは思えないので出来るからと言ってこれ見よがしの演奏は反対に昇華出来ていない・・・音をなぞる所で止まっているとなります。


 なので教わる機会、場所がある人は・・・・。
 ・今何を教わっているのか?
 ・それはどういう風に活かせる(使える)のか?
 ・・・・を考える(イメージする)のが最も速い上達に繋がると思います。


 何より与えられた課題をこなす事がドラミングにならないようになってもらいたいです。
 ドラムは楽器であり、音楽を奏でる上でとても重要な役割があります。
 演奏するという役割を楽しんでください。


 そして、まず演奏を楽しみましょう(*^^*)
 「全て(と言っても果てしないですが)の事が出来るようになってから」じゃなくてもバンド演奏はできます。
 バンド演奏では教室では見えない「学び」が溢れています。

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