ドラム日和

ドラム・音楽・楽器を中心にその他諸々書いています。

ペダルを選ぶなら・・・その1

 少しペダルについて書いてみようと思います。


 ペダルはスティックと同様に直接身体でコントロールする機材なので演奏するうえでとても大切なモノだと思っています。
 今まで実際に使ったペダル(試奏・レンタル込み、但し自分のセッティングで演奏した物)で使いやすかったお勧めペダルを紹介します。


 最初は僕の印象で扱いやすかったペダルを書いてみます。


 僕が最も使いやすいのは現在使っている GibraltarHardware 6711DD-DB です。

 国内での扱いが極端に少ないメーカーなので見かける機会は少ないと思います。
 ブログにも時々登場するダイレクトドライブのツインペダルです。
 このペダルにTAMAAccu-Strike Cobra Beater を着けて使っています。
 他、スプリングやベアリングも非純正品へ交換しています。


 このペダルの特徴は何と言っても軽さとレスポンスの良さです。
 ペダル自体の重量も他社のペダルと比較すると軽い方だと思います。
 フットボードも軽いのでバネの張りが弱めでも足への追従性がとても良いです。
 金属製品として見た時の緻密さは正直イマイチですが、その緩さゆえの遊びが扱いやすさになっていたりもしています。
 踏み心地は Pearl、TAMA、YAMAHA、DW のどれとも違う感じです。


 一時期ディスコンっぽくメーカーのWebサイトから消えましたが、いつの間にか復活していました。
 個人輸入で購入できそうです。
 ちなみにドライブシャフトの取り付けはPearl、TAMA、YAMAHAなどと一緒です。


 お勧め度ダイレクトドライブが嫌いじゃない人なら★4.5です。
 但し、国内流通がほぼ無い事でトラブル時の保証についての交渉などは自己責任になります。
 そうじゃない人へは、スタジオの据え置きペダルとは踏み心地が結構違うので★2です。
 


 に使いやすかったのは AXISA-L2です。

 このメーカーも店頭ではあまり見かけないメーカーです。
 ロングフットボード + ダイレクトドライブ のモデルです(リンクは最新機種ですが、外観はほぼ変わっていません)。
 名古屋で友人のドラマー氏から借りて使ったんですが、ともて速い印象でした。


 アルミ材を精巧に削り出した部品で構成されるペダルの動きはとても緻密で遊びのない印象です。
 無駄なブレや遊びが無いので動作が直線的で、ロスが少ない分速くて軽いです。


 物としての完成度がとても高いのでフットワーク能力の優劣が明らかになる怖いモデルです。
 価格は高めですが、製品価値として「アリ」だと思います。


 お勧め度は、やはりダイレクトドライブへの対応OKな人なら★5です。
 そうじゃない人は↑と同じ理由で★2です。
 


 その次・・・・はブログにほぼ登場しませんが TAMASpeed Cobra HP910LWN です。

 今年の楽器フェアで試奏して扱いやすさに驚きまくりました。
 ロングフットボードのダブルチェーンドライブのモデルです。


 踏んだ第一印象が「あれっ?」ってくらい軽くて足への追従性が高いです。
 ロングフットボードの取り回しも気にならないくらい足の動き通りに踏めて戻ります。


 担当の営業さんとの雑談中もズーっと「バケラッタ」踏みっぱなしでした。
 雑談しながらでも踏めるペダルってもうエアドラムの世界ですよね。
 Gavin HarrisonAXIS から乗り換えたのもうなずける実力です。


 お勧め度★4.5(ダイレクト/チェーン込み)です。
 


 そして最後 DW の DW-5000AD4 です

 スタジオレンタルで借りられるなら優先的に選ぶモデルです。
 踏み込みの軽さは「普通」で特別な事はありません。
 速さも特に書く事なしです。
 特別な事が無い代わりに欠点と言うかクセがほぼ無い所がお勧めポイントです。
 そして踏んだ時の安定感はとても良いです。
 余計な挙動をしない + 造りがシッカリしているので少しくらい踏み方にクセの有る人でもまともに踏めるでしょう。


 で、パワーが出しやすいです。
 あまり脚力とかが無い人でも「ドシッ!」と鳴らせそうです。
 パワーが出やすいペダルは重い印象で、その通り若干の重さは感じますがイヤな重さではなくスピードも十分出ます。


 DWらしいというか・・・他のどのメーカーとも違うんですが、どのメーカーを使っている人も扱いやすいモデルだと思います。


  お勧め度★5です。


 オマケでコスパの素晴らしいペダル。
 TAMAHP50 です。

 このペダルはスゴイです・・・コスパ最高です。
パワー感にはやや欠けますが、爆音希望な人以外は問題ないと思います。


 何気に折り畳んで持ち運べる便利さも素晴らしいですが、折り畳み式のペダルの欠点の不安定さが底面のシャフトの固定で取り払われているんです。
 バネ調整へのアクセスも楽だし、バスドラムのサイズによってビーターの長さを換えなくてもカムの高さを変更する事で解消しています。
 コレは画期的です。
 ビーターの長さを変更すると踏み込みや跳ね返りのタイミングが変わったりしますが、  このモデルは「無い」です。


 踏み心地は良くも悪くも TAMA らしくなく、癖のない素直な挙動です。
 底面シャフトの固定で安定感は増していますが、堅牢なペダルと比較するとやや心もとない感じは否めません。
 でも YAMAHA の FP720 あたりと比べると圧倒的に安心して踏めます。


 知り合いが持っていて何となく誘われたセッションや軽い音合わせなど、力を抜いた音遊びの時に気軽に持ち出せて便利だと気に入っています。
 確かに折り畳めばペダルケースじゃなくても持ち運べそうです。


 お勧め度★4です。
 


 ~~~~~こんなトコがお勧めなペダルです。~~~~~
 手持ちの Pearl の P-2000B もお勧め度は高いですが、既にディスコン・・・。
 中古品しかないモノは安易にお勧めできません。
 後継機の P2052-C なども素晴らしいですが、コレならスタジオの据え置きで使えるので解説的な事は不要かと省きました。


 ダイレクトドライブとチェーンドライブの違い・・・
 ダイレクトドライブは読んで字のごとく「直接的な動作」。
 つまり、ペダルを踏んだ力や速度がそのままビーターへ伝わり動かす仕組みです。
 チェーンドライブはペダルを踏んだ力がカムと呼ばれる「ギヤ」を経由してビーターへ伝わる仕組みです。
 最近は均等円のギヤを使ったモデルと偏心のギヤを使ってビーターを加速させる仕組みのモデルがあります。


 ・・・と言っても、いまいちピンと来ないと思います。
 ピンと来なくて良いです。
 理屈じゃなく体感して覚えた方が良い事ですから。


 体感する為にはスタジオでレンタルするとか、楽器店で試奏してみるとか色々な方法があります。
 今回書いたお勧め度は、「僕が使うなら」ではなく「他の人に勧めるなら」って基準で付けています。
 上に書いたモデルはどれも初心者さん~中級者さんが使うには十分なパフォーマンスを持ったモデルで、上級者さんも多く使っています。
 ペダルに慣れてきて色々な調整をするにもしっかりと対応できるモデルです。


 最初に書きましたが、直接身体でコントロールする物ですから自分に合った物を使った方がより良いパフォーマンスが出来ますよ(^^)

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