ドラム日和

ドラム・バンド・音楽・機材そのた雑感をダラダラ書いています。
更新は不定期です。

上達の秘訣


 ドラ娘(女子大生)、ドラ男(30代男性)、ドラ孫(中学生)に続いての教え子(子?)のドラミちゃん(H女史:以降ドラミちゃんで書きます)が前回のスタジオ練習の後質問してきました。


 「上達の秘訣は?
  
 その時は目の前に「ドラムセットがあるスタジオ」って環境でついつい技術的な事、日常どこでも出来る手足の連動を見せて何時どこでも練習できるって事を伝えたんですが、その後どうにも「秘訣」って言葉が気持ちに引っかかっていました。


 僕が伝えたようにどこでも練習を意識した動作って案外どこででも出来て、それは上達の助けにはなりますが「秘訣」ではない気がします。
 そこで「秘訣」を考え、僕なりの結論にたどり着きました。


 「原点を持つ」です。
 ニュートラルな自分の環境と言った方が分かりやすいかもしれません。


 楽器に限らずですが、身体で直接コントロールする機材は極力変えずに使いたいです。
 達人の域の人は「弘法筆を選ばず」なのかも知れませんが、それは中々・・・。


 常に同じドラムセットで自分専用の機材でプレイできるプロドラマーでさえも、小屋(建物やステージ)が変わったりスタッフや音響機材(PA)が変わったりと同じ環境を維持するのは難しいです。
 アマチュアの場合更に難しくなります。
 しかし同じスティック、キックペダル、セッティング、フォームそれといくつかのアイテムを揃える事で近い環境は作れそうです。


 僕は一緒に演奏するバンドの構成や楽曲(ジャンル)によって何種類かのスティックを使い分けています。
 それは同じフォームで叩いた時のボリューム調整が楽だからです。
 さりとて無尽蔵に多くの種類を使っている訳ではありません。
 せいぜい3種類くらいでしょうか・・・それで叩いてます。


 ペダルは自分用のを使っています。


 セッティングは殆ど同じです。
 せいぜい持ち込むシンバルの枚数が変わる程度です。


 セッティングが同じなのでフォームも変わりません。


 それとPhitenのRAKUWAをします。
 ドラムを叩く時は同じ靴を履きます。


 ドラムを叩く前は両手をブラブラと下の方で振ってリラックスします。


 個人練習の時、最初に叩く3曲は常に同じ曲です。
 同じ曲を叩いて感触の違いを確認しています。
 演り慣れた曲なので当然のようにリラックスして叩けます。
 ココで力んだり必要以上に疲れている身体の部分を確認します。
 そして、「ドラムを叩いている!」って実感も再確認します。
 「この場所へ戻ってきた」的な感覚です。
 そしてこの感覚が僕にとっての原点になります。
 ニュートラルな自分です。


 新たなテクニックや奏法を試すのも練習曲に混ぜ込んでやります。
 リラックスした状態で新しい事にチャレンジできます。
 原点があるから、変化を付けられるんです。


 考えようによっては原点を意識しすぎると進化しないともとれますが、人は成長もすれば老化もします
 身体も心も常に変化している物ですから、原点が一定って事は有り得ません。
 原点は僕と一緒に変化しているんです
 身体の変化と演奏の変化を分離させないために僕は原点へ戻ります


 演り慣れないジャンルや曲、バンドの構成で演奏する時・・・迷ったとき悩んだ時は原点に戻って自分を確認してから始めます。
 そこで足りなさを感じるから必要な事が見えます。
 それが自分の課題になるでしょうし、同時に変えちゃいけない事も見えます。


 ここを見つける・気づける事が「上達の秘訣」というか「コツ」な気がします。