ドラム日和

ドラム・音楽・楽器を中心にその他諸々書いています。

ドラマーも個性が大事。

 人間性の話ではありません(^-^;
 ドラムスタイルの話です。
 これから曲を叩く、バンドを始める、ドラムを始める・・・そんな人へです。


 昔相当考えて悩んだんですよ。
 高校生の頃でした。


 当時のバンドはロック系の少しハードな感じの曲をコピーしていました。
 The Who や The Rolling Stones、 Alice Cooper・・・・あと日本のVOWWOWとかです。
 真面目にコピーしていたんでシッカリ覚えて叩いていたんですが、録音を聴くとどうも感じが違うんですよ。
 音が違うとかじゃなく何かが違う
 ほぼ完コピで手数は抜けていないはず・・・でした。


 そんな事を当時可愛がってくれていた社会人ドラマーに相談したら「タイム感が違うんじゃないか?」って答えでした。
 「タイム感?」その時初めて聞いた言葉です。


 直し方を聞いたんですが、「直す必要は無い・・・それがお前の個性だから」との回答でした。


 当時の僕はドラマーの個性をよく理解していなかったので更に詳しく教えてもらい、キース・ムーンやチャーリー・ワッツのように叩けなくても良いんだ・・・と楽になった事を覚えています。


 タイム感や個性ってどんな風に身につく??
 コレは音楽的なルーツが大きく影響します。
 普段聴く音楽が多く影響します。


 ドラムを始めて少し上達して知識が増えると時々聞く「タイム感」とは?


 簡単に言うとメトロノームのタクト(クリック)に対してどういう位置でショットをしているか?って事です。


 「分かりづらい!」って方の為に更に詳しく書くと・・・
 メトロノームをスタートすると「ピッ カッ カッ カッ」(4拍子の場合)と音がします。
 冒頭の「ピッ」の先頭の「ピ」って音。
 一瞬に聴こえますが、多分0.1秒くらいは鳴っています。
 なので「ピッ」で叩いたつもりでもジャスト(0秒)で叩く人もいれば、0.1秒後に叩いている人もいる訳です。
 この差は自身でコントロールするのは達人以外は無理でしょう。
 凡そ「わずか前」とか「少し後」って叩き分けは出来るでしょうが、時間軸でのコントロールは・・・・。


 そしてリズムを刻むときに強調されるバスドラムとスネアそれぞれに0.1秒がついて回る訳で、バスドラムはジャストだけどスネアは0.1秒遅れって人もいます。
 でも、それがその人のリズムでありノリなんです。


 もちろんジャストよりも微妙に突っ込んでショットをするドラマーもいます。


 その差は普段聴いている・・・身体に染み込んだリズムだったりします。
 チャド・スミス(レッチリ)やトミー・アルドリッジ(ホワイトスネイク他)を普段聴いている人とスティーブ・ガッドや神保彰を普段聴いている人では同じリズムパターンを叩いてもリズム(ノリ)が違うと思います。
 もちろん聴いているだけじゃなくコピーなどで演奏している曲も影響すると思います。


 身体に染みつくのはノリだけじゃなくフレーズやリズムパターンにも言えて、自分でドラムアレンジをする時に聴きなれたものが出やすいです。


 なので、それまで聴いてきたり叩いてきた色々な音楽(ルーツ)の結晶が自分の個性(タイム感やノリ)になる訳です。
 僕らが憧れてコピーしたり好んで聴いた曲を叩いたドラマーにもルーツがあります。


 だから有名なプロドラマーにも色々なタイプが存在します。
 


 

↑ はどちらも MISIA の K.I.T という曲です。
 パートの構成はチト違いますが基本的な曲の構成は同じです。
 違うドラマーが叩くとノリも変わるし曲の雰囲気も変わります。


 どちらが正しいとかはありません・・・ドラマーのアプローチや曲の解釈が違うだけです。
 なので、プロミュージシャンは各パートのメンバー選びには厳しいです。


 
 そういう訳で、今演っている・聴いている全てが糧になる・・・と信じてやまない今日でした。

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