ドラム日和

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更新は不定期です。

小室哲哉氏引退に想う

 今日はドラムやバンドねたじゃありません。


 アーティストの小室哲哉氏が引退表明をしました。
 きっかけは今話題なので書くまでも無いですが、週刊文春が掲載した不倫疑惑記事による騒動の責任をとって・・・との事です。


 今日のブログは色々思う処を書き、長文になります。
 僕自身は小室哲哉氏のファンではありません。


  
 スゴイ才能の持ち主でした。
 ライブパフォーマンス然り、作曲の能力然り、時には作詞もしていました。
 自身のパフォーマンス以外にも多くのアーティストへの楽曲提供もしていました。


 昭和~平成にかけての音楽ムーブメントを作った一人である事は間違いないです。


 彼がいなければ確立しなかった音楽ジャンルがあります。
 彼がいなければ確立しなかったパフォーマンス形態もあります。
 クリエイティビティにかけては唯一無二の存在でありました。


 T.M.N.やglobeでの活動を中心に安室奈美恵さんを始めとして華原朋美さん、鈴木亜美さん、TRFへの楽曲提供。
 渡辺美里さんへも曲を書いていましたね・・・大ヒット曲のTeen age Walkとか・・・たくさん。
 X Japan のYOSHIKIやダウンタウンの浜ちゃんともユニットをやっていました。
 テレビに積極的に出る事もなく、音楽で勝負してきた人でした。


 その彼が引退を決めたのは所謂ゴシップ記事。
 本当に残念な引退でなりません。


 出版社に対してネットを中心に誹謗や抗議の意見も広まっています。
 
 僕も抗議したい一人であります。
 


 世の中の天才と呼ばれる人ってどこかダメな所・・・ダメと言うか世間的な常識と外れた部分があるんですよ。
 あ、小室哲哉氏が天才か?と本当に不倫したか?は別にして才能に溢れているという意味のみで含めます。
 芸能や職人として生きている人でマジで人生賭けてやっている人もそういう部分があります。


 そういう人達は「人生賭けた本業」以外は全部が些末な事でしかないからです。


 お金だったり異性関係だったりギャンブルだったり、暴力だったり思想的な事だったり・・・
 それらは一般人からみると困っちゃう事なんですが、多分大した事とは思っていないんですよ。


 常人(一般的な常識の中で生きている人)には到底理解できない感覚や思考です。
  
 そういう人は破滅するまで一芸に没頭するんです。


 途中で辞めて平穏な安定人生を選ぶ人は「そういう部類の人」には含まれません。
 人生を賭けるってそういう事であり、そういう事が出来ない人は命も人生も賭けてませんからね。
 注)一般人が困った事をやる人の全てが才に溢れた人とは言っていません。
   誰も及ばない、誰も認める秀でた一芸があり命がけで研ぎ澄ましている人のみです。
  
 なので天才と呼ばれる人に対して一般的な常識で悪者だ非常識者だと論うのは少々間違いです・・・中には聖人君主もいるかも知れませんが。


 何十万、何百万、何千万、果ては何億人に影響を与えるほどの人が、多少道を外れたからと言って目くじら立てる必要は無いと思います。
 ただ何をやっても良いという訳ではありません。
 「人として」・・・って判断基準です。
 決して「日本人として」ってチンケな基準じゃないです。


 常識の違いは明らかで、例えば自分の作品(何でも良いです、画でも書でも写真でも主張でも小説でも)を発表するのに数億の借金をして発表する気概があるでしょうか?
 赤字が出たら丸被りする覚悟でです。
 自分の作品が通用するかどうかわからないまま海外で販売をする判断をできるでしょうか?
 例え出来なかったとしても、本当に才が認められた人は周りがそういう処へ押し上げてしまいます。


 芸能の世界ってそういう場所です。


 誤解の無いよう書きますが、単に粋がっている勘違いな人はそこまで到達できないし、桁外れに大きな成功はしないです。
 せいぜい小さな輪の中でお山の大将やっているのが関の山です。


 そんな枠に収まらない人に対しても一般的な常識や善を押し付けているのが現代社会であり、出版社であり視聴者でもあります。
 そういう押し付けがましいルールがまかり通りだしてから社会が小さくなった気がします。
 破天荒って言葉が軽くなり、桁違いって言葉の桁数が減りました。


 みんなが善人じゃなきゃいけない社会。
 波風の無い社会。


 僕にはそういう社会が健全だとは到底思えません
 


 才に溢れた人が集団によってつぶされる社会・・・つまんなくないですかね?
 儲かっている芸能人が社会の好感度を気にして収入が少ないフリをする・・・バカバカしいです。
 自分の才で得たお金で広く大きな家を買って自分の才能が発揮できる場所を作り更に進化する・・・そっちの方が芸事や才能を求められる人には必要な事でしょう。
 それが堂々とできない社会の仕組みは歪でしかありません。
 まぁ・・・だから本当に突き詰めたい人は海外に住んだりするんでしょうね。
 
 週刊文春が記事にした事ってそういう事なんですよ。
 記事の内容はともかく、芸能って社会や天才って種類を理解していない記者が自分の常識を押し付けて「庶民の皆さんどうですか?この人の行動!」って声高に訴える事。
 


 ただね・・・・コレは庶民にも責任があるでしょ。


 自分自身には何の関係も無い他人の下半身事情を覗き見ては喜んだりこき下ろしたりしてるんですから。
 何より、そういう記事が載った週刊誌や雑誌が売れるんだから目先の金や数字しか見ていないジャーナリスト」は記事にしちゃいますよ。
 出版社だって売れてナンボの世界ですから、喜んで売りますよ。
 


 こんな事(ホントにスゴイ人の引退とか)が無いようにするには、購買層の意識の高さが必要なんですよ。
 安っぽい三面記事じゃ売れない社会になれば、こんな事は起こらなくなるでしょう。
 


 そして、小室哲哉氏。


 彼が引退を決意した本意ってなんでしょうね?
 騒ぎの責任って話ならこんな些末な事で引退する前に著作権売買の事件の時に引退していたでしょう。
 自身の能力の枯渇を報道する番組もありましたが、そうなんでしょうかね。
 あんなに音楽が好きで、演奏も作曲も好きな人が枯渇が理由って考えづらいです。
 麻痺してしまい、曲をお金に換える事件を起こしはしましたが、今は違うでしょう。
 芸能界を引退しても、きっと今まで変わらないレベルの曲を作って演奏しているでしょう。
 インディーズもしくは、近しい仲間内ででも。
 あ、でもアレか・・・売りたいレベルの曲が作れるか?となると話は別ですね。


 思うんですが、こんな事(不倫「疑惑」)程度の事で大々的に記事にされ、全国に知らされるような社会と芸能界に嫌気がさしたんじゃないか・・・と。
 完全な主観ですので、「ソースは?」とか「物証は?」なんてくだらない事は聞かないでください。
 


 あと、彼の引退に際してゴチャゴチャ言っている有名人もいますが、自分の腰掛生活と一緒にしないでください。
 一本でやってきた彼と有名人ってカテゴリーの中で計算しながら身の振り方を変えてチョロチョロやっているあなたとでは「土俵が違います
 


 本当に残念な引退ですが、彼が決めた引退なら静かに送り出してあげましょう。
 小室哲哉氏のこれからの人生が静かで穏やかに過ごせる事を祈ります。